プライベート蔵元訪問♪~京都・玉乃光酒造~
純米酒・手造り、にこだわる
京都市伏見区にある酒蔵、「玉乃光」を醸す玉乃光酒造へ行ってきました。
(2018年4月の記録です)
4月だというのに、夏のような暑さの中、京都出張のお仕事の翌日、私と、いつもお世話になっている「うさぎ屋@fusion」の真美ママの2人で伺いました。
日本酒は米100%
創業延宝元年(1673)年。
銘醸地・伏見に構え、古くから純米酒のみ造り続けている老舗の蔵元です。
訪問した日は、仕込みは全て終了していましたが、若き女性蔵人の山川さんが、資料もご用意頂いた上でのセミナーも含め、親切丁寧にご案内下さいました。
手造りでできる量の、限界です
巨大なうちわで、もろみの香りをふわーっとたたせ、嗅がせて下さいました。
玉乃光さんの規模から、もっと機械が導入され、システマティックに造られているのかと勝手に想像していたのですが、
実際には、”基本に忠実に”、”手造りでできる量”、にこだわっていらっしゃるそうです。
扱っている酒米は、かつて幻の酒米と言われた「備前雄町(びぜんおまち)」、酒米の横綱との呼び声高い「山田錦(やまだにしき)」、そして、京都で生まれた高級酒米「祝(いわい)」など。
米の声を聞き、各工程を経て、お酒に仕上げてゆきます。
仕込みはもちろん、手洗いまで全てが伏見の名水
「灘の男酒・伏見の女酒」という言葉があるように、伏見の水は軟水で有名です。
豊臣秀吉が醍醐の茶会の際に汲み上げたとされる御香水(ごこうすい)と同じ伏流水で、現在は環境省選定の「日本名水百選」に選ばれているほどの名水が、蛇口からも出てくるなんて、贅沢ですね。
テイスティングもしっかり、させてもらいました。
派手な香りはなく、優しくて軟らかくて・・でもしっかり芯のある味わい。
酒蔵で、そこのお酒を頂くのというのは、やはり格別な体験ですね。
その後、御香神社へ足をのばしました
感動的な甘さ!
「ほ・ほ・ほーたる来い。こっちのみーずはあーまいぞ」という唄を、思い出しました。
硬度(ミネラル含有量)が低い軟水は、甘いんですね。
そして、この水を使って造られるお酒は、やはり軟らかい口当たりになるのだな、と、体感しました。
今回、うさぎ屋の真美ママと訪問したことで、1Dayママの特別企画として、8/26(土)に、うさぎ屋@fusion。にて、
「玉乃光の蔵人を囲む会」を開かせて頂く運びとなりました。
酒米の違い、水のあまさ、純米酒へのこだわり。
玉乃光という、酒蔵に就職した、若い女性の想い。
たくさんの貴重なお話を聞かせて下さる予定です。
ご参加お申込みは、うさぎ屋@fusion。のFBイベントページをご確認の上、磯野、もしくは真美ママへ、直接ご連絡下さいませ。
メールアドレス isonokaori@osaketei15.com(桜酒亭・磯野)
また、玉乃光のお酒は、オンラインショップでも購入できますので、ぜひ味わってみて下さいね。
夏の暑さを、麹・米・水、のみでできた美酒で乗り切りましょう!