「herbish®物語」第四章 ー標的ー
第四章 ー標的ー
2016年 冬
herbish®の中身の試作と同時に、私たちが取りかかったのは、商品のブランディングです。
どんな人に、どんなシーンで、飲んでもらいたいか?
性別、年代、収入帯、日本酒に対する慣れ親しみ度・・
ターゲットの設定を、事細かに決めていきました。
それによって、容量、瓶の形状(蓋)、アルコール度数、価格帯etc、全てが変わってくるからです。
そして、シロウトながら、イチから関わらせて頂いたのが、ラベルデザイン。
プロの、かなり大きなお仕事をされているデザイナーさんに頼み込んで、打ち合わせを重ねました。
普段はラインでしたが、月イチで大阪から出張されている日に合わせ、膝を突き合わせての話し合いも、たくさんしました。
ここだけの話・・最初は、ポップでキャッチーなデザインが提示され、
「何か、これ、かき氷のシロップみたい・・。」
と、友人と苦笑したことも、今となっては思い出です。
herbish®のフォントだけでなく、ラベルに記される、全ての文字のフォント。
文字の大きさ。
ハーブのイラスト。
色。
トータルデザイン。
明るすぎても、ターゲット層のココロに刺さらないし、
落ち着きすぎても、口に入れるものだから、美味しそうにみえない。
日本酒を、普段はあまり飲まないけれど、ワインや、泡モノが好きで、
新しいものが好きで、好奇心旺盛で、
美容と健康に、意識の高い、
”お洒落&オトナ女子”のココロに、ぐさっと刺さる商品にしたい!!!
その一心で、あれこれと、試行錯誤を重ねたのでした。
そして、最終的に決定したのが、このラベル♡
デザイン:ティーエスアート株式会社
「いいね!これが、私たちの、herbish®だね!」
と、外観が全て決定したあの日、二人でまた一つ、課題をクリアできたことに、大きな喜びを感じました。
もちろん、商品を世に出すことは、そんなに簡単なことではなく。
まだまだ、課題は盛りだくさん!
商標登録、契約、仕入れ交渉。
春の発売に向けて、地味な作業もひとつづつ。
とにかく歩みを止めずに、色々な方のお知恵を拝借しながら、また、社長のご協力を賜りながら、コツコツと進めていきました。
でも、まだまだ・・。
→ 第五章(手続)
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