オール栃木「真の地酒」を、胸張って!!

栃木県宇都宮市にある酒蔵、井上清吉商店へ行ってきました。
(2017年3月の記録です)

オンリーワンのブランド「澤姫」を醸されている井上清吉商店は、明治元年創業。

一般の蔵元見学は受け入れていませんが、事前に個別にお話をさせて頂き、この日、伺うことができました。

下野地酒を世界に送り出しているお蔵元です

ちょうど、香港からいらしたお客様と一緒に蔵をまわったのですが、井上社長自ら英語でご案内されており、コミュニケ―ション力もさすがでした!

酵母と米と、水と人。

平成16年からは、澤姫全商品の原料米に、栃木県産米を100%使用されています。
(主にひとごこち、五百万石)
栃木のお米を大切にすることは、地元の農家さんを守ることにも繋がると、お話下さいました。

仕込み水は、鬼怒川の伏流水。
水質は、中程度硬水で、栃木の水は、北に行くほど超軟水なのだそうです。

数々の賞状とトロフィー、その理由。

笑顔が素敵な5代目 井上社長ですが、25歳の時に蔵に入り、初年度で金賞(栃木米1位)を受賞された、敏腕杜氏です。
その時、周りの杜氏さん達の見る目が変わったのを感じたそうです。

沢山の受賞歴があるお蔵さんですが、2010年のインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)では、SAKE部門「吟醸酒・大吟醸酒の部」にて世界最高賞「チャンピオン・サケ」に輝いたことは有名です。

さて、オール栃木のお酒を世に出すため、認められるようになるため、井上社長がまず徹底したのは、基本中の基本のことでした。

それは・・手洗い励行

蔵の中はとにかく清潔。
そして、徹底した手洗いをされていて、菌に対して細心の注意をはらっていらっしゃいました。
麹室にも特別に入れて頂いたのですが、ロボット掃除機があってびっくり。
人間の目には見えない、床に落ちた麹菌も、綺麗に掃除してくれるのだそうです。

蔵人さんの手は白くて綺麗、というイメージを持たれてる方も多いかもしれませんが、井上社長の手は、頻繁な手洗いにより指紋が薄くなっていて驚きました。

酒母(日本酒のもと)です!

瓶詰め作業は手作業で

こちらは、人の目でしっかり、瓶の中身を確認してから貼ることが重要だそう。
黄金に輝くお酒は、「澤姫 試験醸造純米酒 GOLD 2015」。
とても珍しい造りのお酒で、濃醇甘口タイプです。

機械と人、良いところはそれぞれなので、ベストな方法を取り入れられているというお考えも、クリアで分かりやすかったです。

とても熱く語る井上社長。

お話に一本筋が通っており、この信念が、素晴らしいお酒造の基礎となっているのだな、と痛感しました。

どのお酒も、”後味の軽さ”にこだわられていて、澤姫だけでフルコースに対応できるお酒を造りたい。とのこと。

お忙しい中、ゆっくりたっぷり、たくさんのお話を惜しみなくしてく下さいました。

そして・・宇都宮といえば、宇都宮餃子!

井上社長おすすめのお店に連れて行って頂きましたよ。

「真・地酒宣言」を掲げる井上社長のような、こだわり抜きながらも食事によりそう、澤姫のお酒を、ぜひ味わってみてください。