「食事に合う」を根本に。本醸造酒も、新シリーズも。

新潟県上越市にある酒蔵、妙高酒造へ行ってきました。
(2017年8月の記録です)

越後富士と呼ばれる標高2,454mの妙高山。
その美しい山の名前にちなむ銘酒「妙高山」は、豊かな風土の中で醸されています。

創業は文化12年(1815年)。
伝統を土台に、厳選された原料と創意工夫に満ちた酒造りの思想で、個性豊かな酒を生み出されています。

酒造りの大きな要素である仕込み水は、マイルドな超軟水の妙高山系の伏流水を使用。
酒を口に含んだときのやわらかな甘味はここから生まれます。

この水から、この酒が造られる。というストーリー

また、酵母は『自社活性培養酵母』を用い、うまみのある飽きのこない酒を生み出しています。

当日は、酒母担当の蔵人さんが、案内をして下さいました。

大きな精米機が2つ。イラストが可愛い

地元の小学生が、社会科見学に来られた際に、親しみを持ってもらえるよう描かれたそう。
なんだか和みます。

米は主に地元新潟県産米を使われているそうです。

製麹室が、広くて立派で、びっくり!!

通して頂いた製麹室。
この空間だけでまず、「広い!すごい!」と思ったのですが、なんとこの奥にまだ、吟醸・大吟醸酒用の製麹室もありました。
蔵人さんも、「自慢の製麹室です。」と。
ここで、酒米に麹菌を繁殖させた”米麹=麹”が造られます。

上に置かれている木枠は、泡あり酵母の泡を押さえる用具で、”風車”と呼んでいるそうです。

お酒のスターター「酒母」を造る酒母室

酒の母、という文字そのもの。
「これがうまくできないと、後のお酒の出来に全て響きます。」
という蔵人さんの言葉は重く、反面、本当に酒造りが好きなのだという熱い想いが伝わってきました。

ずらりと並べ、きき酒をさせて頂きました

美味しい本醸造を!の想いと受賞歴

インターナショナルワインチャレンジ(International Wine Challenge :IWC)2017において、「蔵人栽培米 純米吟醸 妙高山 ‐八十八‐」が純米吟醸酒の部で金メダル、
「本醸造 妙高山」は、本醸造酒の部で銀メダルを受賞しました。

IWCとは、世界最大規模の最も信頼できるワインコンテストの一つと言われ、その中の日本酒部門は海外のコンテストで最大です。
本醸造酒離れが進んでいる中で、やはり、現代の家庭食にも合うような、美味しい本醸造を造り、その良さを再発見してもらいたい、というのは、後日、松田社長から伺ったお話。

同時に、こんなチャレンジ商品も!ーモンメルシリーズー

*画像クリックで拡大します
左:「モンメル・カハービア」。カハービアとは、ペルシャ語で魚卵。まさに、キャビアやイクラに合うお酒。
中央:「モンメル ジョイ・ド・プーレ」。『世界中の鶏料理に合う日本酒 』がコンセプト。
右:「モンメル フォレ・ドゥ・フリ」。フルーティで甘酸っぱく、チーズに合うお酒。

IT業界から日本酒業界へ!社長の想いを美酒に乗せて

後日、社長から直接、妙高山の酒造りの今後について、伺う機会がありました。

新潟出身でもなければ、酒業界とは全く関係のないIT業界から、酒蔵の社長に抜擢されたという、異例の経歴を持つ松田社長。

伝統を重んじながらも、”個性”を打ち出していく。
そんな、妙高酒造のお酒、皆さんもぜひ、飲んでみて下さい!

<インフォメーション>

住所:新潟県上越市南本町2-7-47
TEL:025(522)2111
蔵見学:要ご予約
*2017年10月21・22日 越後謙信SAKEまつり