プライベート蔵元訪問♪~岐阜・渡辺酒造店~

日本で一番笑顔あふれる蔵

岐阜県飛騨市にある酒蔵、渡辺酒造店へ行ってきました。
(2018年3月の記録です)

飛騨高山から20分、城下町ならではの、美しい白壁土蔵が続く街並みに、どっしりと構えられていました。
すぐ近くにある「白真弓」を醸す蒲酒造(こちらは試飲とお話のみ)を訪問したあと、見学させて頂きました。

仕込み終盤、アメリカ人蔵人である、Darryl Cody(ダリル コディー)氏が蔵を案内して下さいました。

「蓬莱」を醸す渡辺酒造は、創業明治3年。杉玉にしめ縄が。

異国から、異業界から、日本の酒蔵に飛び込んだコディー氏

酒米の稲穂の展示。こうやって実物を見比べると分かりやすいですね。

米の扱いの違いについて、とても詳しく教えて下さいました

蔵の、奥の方から、とても賑々しい笑い声が聞こえてきて・・
あれ、他に団体の見学者がいらしてるのかな?と思いながら、仕込みタンクの並ぶ部屋へ。

『笑いが、旨い酒を醸す』

写真では音声をお聞かせできないのが残念ですが、なんと!
吉本新喜劇の音声が流れていました。

音楽のかかっている蔵は、以前に訪れたことがありますが、お笑いが流れている蔵ははじめて。
この取り組みは、社長のお考えで始められたそうです。

お酒への直接の効果もあるかもしれませんが、それよりも、蔵人さんの気持ちが明るくなり、笑顔で造った酒は美味しくなる・・というのが大きいのではないでしょうか。

タンクにサインをさせて頂きました!

著名人のサインもあちこちにありましたよ。

蓬莱のお酒に惚れこんで、全く経験のないところから渡辺酒造店に入り、蔵人となったコディー氏の苦労と活躍には、目を見張るものがあります。
(実は、メジャーリーガーの元トレーナーだそう!)

渡辺酒造店のお酒は層々たる受賞歴があり、今年のIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ) SAKE部門「普通酒」の部において「蓬莱 天才杜氏の入魂酒」が金賞、さらに「小町桜 別囲い」は、グレートバリューサケと、県別トロフィーも受賞!
素晴らしいですね。

お忙しい中、丁寧な案内と、アメリカ人蔵人ならではの経験談、また、沢山試飲もさせて頂き、感謝感謝です。

渡辺酒造店の、上品ながら米の旨み甘みを感じられるお酒を、ぜひ味わってみて下さいね。
(サイト内オンラインショップでも購入もできます)