端麗だけじゃない。優しいだけでも、ない。

新潟県妙高市にある酒蔵、千代の光酒造へ行ってきました。
(2017年8月の記録です)

地元で愛されている「千代の光」を醸す千代の光酒造は、1860年、江戸時代末期の創業。

豪雪地帯である妙高市は、冬場は蔵が雪に覆われ、醸造に適した気温となります。
また、清冽な地下水と、綺麗な空気も、繊細な酒を造り出すのに欠かせない存在です。

この日は、東京でのサラリーマン生活を経て、近年蔵に戻られた、池田剣一郎常務が、蔵を案内して下さいました。

新シリーズ「K」は、ここで、試行錯誤の上、造られる

剣一郎さんが手掛ける新ブランド「K」は、ご自分の名前「Kenichiro」の頭文字。
酒設計から造りの責任まで、すべて自身の判断で造られているお酒です。

ちょっと面白い構造の製麹室

興味深かったのは、千代の光酒造では、自社の酒粕を主原料とした粕取り焼酎「雪蛍のさと」を造られており。

さらに、「K ほたる仕込み 柱焼酎仕込み」は、純米酒の醪に純米酒の酒粕焼酎を添加したお酒なのです。
自社の酒の、酒粕で、焼酎を造り、その焼酎をまた、酒に添加する!
なんというリサイクル!!

「なんでそんなアイディアが思いついたんですか?」と、感嘆の声をあげてしまいました。

「雪蛍のさと」&「K ほたる仕込み 柱焼酎仕込み」

そして、初めて見る、遠心分離機!

これは、企業秘密かと思うのですが、”普通の使い方”は、していないそう。

とても穏やかな口調ながら、かなりのチャレンジャー。
お酒にかける秘めたる情熱を、その端々から、感じとることができました。

蔵の中に飾られている絵に、心和みます

こちらは、「蛍のさと」のラベルのイラストを描いて下さった画家の絵だそう。

これから、どんなお酒を生み出してくれるのか!?

繊細で、優しくて、でもしっかり味の乗ったお酒。
まだまだ、色々、アイディアがあるようです。

お話を伺っていると、こちらまでワクワクしてきます。

「千代の光」と「K」。ダブルネームで蔵を盛り立てている千代の光酒造。
これからも目が離せません!

<インフォメーション>

住所:〒944-0061 新潟県妙高市窪松原656
TEL. :0255-72-2814
蔵見学:要ご予約